建物の配置

2022/06/24 活動情報

弊社は家の配置に関しては、真南向きにはプランしません。

それは日当たりが悪いからです。

いや、日当たりが悪いというより日が当たらない所ができるからです。

家を真南向きに配置すると真北ができます。

その真北の面は1年中太陽が当たらないのです。

ですので、弊社は家を最大45度(土地に余裕があれば)傾けてプランをし、どこの窓からも日が差し込むようにしてます。

そうすることによって、家の中の温度差を抑える効果があり、冬に北側の部屋だけ異常に寒いなんてこと防ぎます。

 

たまに外を歩いていると、壁が緑色に変色している家を見たことありませんか?

それもその壁面が太陽に当たらないことが原因の一つです。

太陽が当たらないことで、その壁面(本来は壁内結露)は寒い時期は常に冷やされて、壁の含水率が下がらず、藻が繁殖しているのです。

※壁内結露については、またお話しします。

 

限られた敷地の中に45度傾けて配置するのはなかなか難しいですが、少しでも家中に日が差し込む角度の配置を心がけてます。

土地探しの時点でも、真南に向いていない土地を選ぶことも一つの解決策だと思います。