気密の考え方

2022/10/21 活動情報

現在手掛けている新築工事にて気密測定しました。

結果はC値0.18です!

(ちなみに最高記録は0.09です。)

完成時はもう少しいい数値がでそうです。

 

 

そこで

 

C値とは?

C値=相当隙間面積【総相当隙間面積(㎠)÷建物外皮の実質延べ床面積(㎡)】のことで、家に外部と通じる隙間がどのくらいあるのか?

この値が小さければ家に隙間の少ない高気密な家であるという事になります。

どのような気密施工でも数値としてはすべてC値で表記されます。

 

弊社は必ず壁内の断熱層の室内側に0.2㎜の防湿フィルムを貼って気密を確保してます。

外部パネルなどで気密を確保する会社さんもございますが、これは気密に対しての考え方の違いかな?と思います。

 

弊社は気密の『気』は空気の『気』ではなく、水蒸気の『気』ととらえております。

そのため、壁内に透過しようとする水蒸気を断熱層の室内側でシャットアウトできる防湿フィルムを施工します。

水蒸気はとても小さく、ほとんどの建築建材は水蒸気を透過してしまうのです。。。

壁内に透過する水蒸気は冬場に壁内で冷やされ水となり、俗にいう【壁内結露】を引き起こしてしまうのです。

どんなに断熱施工をきっちりしていても、壁内結露を起こしてしまいますと断熱材が濡れて断熱力が低下し、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。

また、濡れているので家の大切な柱や梁を腐らせる恐れもあるのです。

 

C値だけではわからない気密の考え方のお話でした。