揺れによる耐力壁
2023/03/10
活動情報
先日、協力業者様のご厚意でとある実験を見学に行きました。
耐力面材を貼った壁に水平方向に荷重をかけ、耐力面材の状況を見せていただきました。
壁倍率2.5倍の耐力壁が層間変位1/30radで完全に釘が抜け耐力を失ってます。
地震の強さで例えますと『阪神・淡路大震災』級の揺れです。
倒壊は免れてますが、その後の余震で倒壊してしまいますね…
制振装置を搭載した耐力面材では釘が抜けておらず、耐力は保持したまま。
余震で同等の揺れを受けても倒壊はしないでしょう。
2016年の熊本地震では震度7が2回観測されました。
本震で致命的なダメージを受け、余震で倒壊。
前震で致命的なダメージを受け、本震で倒壊。
もしくは地震や風などで数年間にわたるダメージの蓄積、大きな地震で倒壊。
耐震等級3の住宅でもこのようなことが予測されます。
ですので耐震+制振は必須と考えてます。
明日で12年ですね…